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2009年12月15日 page:1/2次へ

忘年会シーズンは情報流出にご用心

三輪信雄=S&Jコンサルティング 代表取締役

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(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 世の中、不景気とはいえ忘年会シーズンに確実に突入しています。居酒屋さんではサラリーマンが大きな鞄をお店に預けて酔っぱらっています。連日連夜の方もいるでしょう。ボーナスカット、ノルマ増大の中、懸命に働いている企業戦士の息抜きの場となっていますが、お酒と情報漏えいには重大な関連があります。

 一昨日、電車で置き忘れられた鞄を見つけたので、駅の係員に届けておきました。もし、この鞄が悪意の外国人に持ち去られて、さらにこの中に重要な情報が入っていたとしたらと考えるとゾッとします。男物のその鞄の持ち主は、さぞかしいい気分で家に帰って、鞄が無い事に気付いて、酔いも吹き飛んだことでしょう。

 現在では情報の紛失は会社の取引上深刻な影響があります。最悪の場合には取引停止が待っています。悪意がなくとも結果はそうなってしまうのです。情報を無くされた会社もコンプライアンスの意識から厳しい処置をせざるを得ない状況もあるでしょう。

 また、大声で会社の悪口や取引先との問題を話している姿もよく見かけます。もし関連会社や当事者が聞いていたら、これも問題となるでしょう。以前、新幹線に乗ったときにビールを飲みながら取引先の悪口を延々話していて、自分がその会社でなくてよかったと思いましたが、同時にそれを話している会社とは取引したくないと思ったものです。どこで自分の会社が悪く思われるかは分からないものです。特に同業の話は聞く気はなくとも自然と聞こえてくるものです。

 セキュリティ教育はどこの会社でも行われていますが、喫茶店や飲んだ席での業務上の会話には気をつけるように再度徹底する機会かも知れません。とはいえ会社の仲間で飲みに行けば自然と仕事の話になるでしょう。そのときにはイニシャルトークくらいをするように気をつけるべきです。

 忘年会は自社の組織だけではなく、他社の方とご一緒することも多いでしょう。そのような時に大声で会社名や人物の名前を実名で話すのと、イニシャルトークにして話すのでは印象が違います。また、鞄などの取り扱いもお客様は見ているかもしれません。


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