Googleドキュメントで文書を作成するには、インターネットに接続されたパソコンのブラウザーがあればよい。ワープロソフトは必要ない。Googleドキュメントは、ワープロのサービスがインターネットを介して米国にあるGoogleの会社のコンピューターから提供される仕組みだ。このように、インターネットを介して提供される各種の情報処理サービスの仕組みのことを「クラウド」と呼ぶ。インターネットが「雲(クラウド)」の彼方にあるように思えることからこの呼び名がついた。
クラウドによるGoogleドキュメントのサービスでは、パソコンにワープロソフトなど専用ソフトが必要ない分便利だが、半面、インターネットに接続されていないとき、つまり、オフラインの状態では、利用できない不便さもある。
この不便さを補うためにGoogleでは、Google Gear(グーグル・ギア)と呼ばれる、オフライン用の仕組みを用意している。ノートパソコンなどを持ち歩いて、外出先でインターネットが使えない場合でも、ブラウザーからGoogle Gearに接続してGoogleドキュメントが利用できるようになっている。
ところが、実際にはこの仕組みはまだ十分には機能しないことがある。Googleが提供しているブラウザーであるChromeには最初からGoogle Gearが含まれているのだが、なぜなのか理由が明らかではないエラーになることが多い。今回各種の設定で試してみたが、エラーになる可能性がかなり高いようだった。興味深い機能だが実用にはまだお勧めしがたい。
しかたがないので、インターネットが使えない場合には、「ワードパッド」のような簡易なワープロを活用するしかないだろう。「ワードパッド」で文書を作成しておき、インターネットが利用できる状態になったら、文書をGoogleドキュメントに転送(アップロード)する。今回は、そのようすを手順例で簡単に説明しよう。手順例にはWindows Vistaを利用するが、Windows 7でもワードパッドは利用できる。
ワードパッドを起動し、ワープロ文章を作成する。ワードパッドは、Googleドキュメントと同様にごく基本的なワープロ機能しかない。その分、作業もGoogleドキュメントと似た感じで進めることができる。


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