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ブログはジャーナリズムか? 見過ごせない影響力に官権が介入

2009年10月15日 page:1/2次へ

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 連邦通信委員会(FTC)が、ブロガーに対して新しいルールを出して話題になっている。新製品やサービスのレビューをするブロガーは、もしメーカーから無料でその製品の支給を受けたのならば、その事実を公開(ディスクローズ)しなければならないというのだ。

 日本でもある程度はそうだろうが、アメリカのジャーナリズムには取材先との関係について厳しいルールがある。たとえば、MP3プレーヤーやコンピュータをレビューするとしよう。発売に先駆けて、メーカーがジャーナリスト宛にレビュー用の製品を送ってくることもあろう。だが、それはレビューした後に必ず返却しなくてはならないのだ。

 もちろん、知り合いが経営するレストランへ招かれて食事をごちそうになり、「ひとつ、書いて下さいよ」などと言われて、好意的なレストラン・レビュー記事、いやただの紹介記事であっても、そうしたものを書くというのも、ルール違反である。レストランであれ、コンピュータであれ、レビューを書くのならば自腹で払い、借りを作らないようにする。それがジャーナリストの基本なのである。

 そもそもジャーナリストは、将来誰を取材することになるかわからないので、誰からもある程度以上(たいていは2000円程度)の金品を受け取ってはならないことになっている。こうしたことは、法律で決められているのではなく、メディア各社が独自にルールを作って、社員に課していることが多いものだ。

 ところが、この「自腹ルール」はブロガーの大挙登場によってなし崩しになってしまった、というのがFTCの憂慮するところだ。何でも、どこか自動車メーカーから車をもらって、「この車は最高!」といった調子のベタボメ記事を書いていた女性ブロガーもいるらしい。メーカーが自動車をプレゼントするくらいだから、かなり影響力のあるブロガーに違いない。同じように家庭用品や食品メーカーから、商品を受け取っているブロガーなど無数にいることだろう。

 FTCは、今後こうしたブロガーはブログ掲載の際に、もらった事実を明らかにディスクローズしなければならないというのである。ただしこれは、何度も違反するようなひどいケースでなければ、処罰の対象にはならないという緩いルールらしい。


記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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