今回の記事は、前回に引き続きライブドアについてです。
前回ライブドアとの接点について書きましたが、基本的な接点はそれぐらいで、特にあれ以上ライブドア本体についての考察はありません。組織の中のことまでよく知っているわけじゃありませんし・・・たとえば、日本経済というマクロな視点でみたときにおけるライブドア事件の功罪について語るといったような難しい話はできまちぇん。
とはいえ、いくつか「思う」ところを箇条書きに。
堀江さん自身には、何度かお会いした程度ですが、基本的にネット文脈すなわち僕と同じ業界なので、話は通じる、話が早いという印象があります。仕事をしたいかしたくないかといったらしたい方。なぜしたいかといったらちゃんと何が良いサービスで何が面白いかはきっと理解してもらえる。勝手ながら、そんな印象を持っています。
著書の中のくだりで、ライブドアがフジテレビを買いたかったのはPVをあげたかっただけと書いてあるのもきっとそうなんだろうなぁ、と納得できました。
また、イケてない人たちに対して、「イケてない」と言い切ってしまう部分では痛快っちゃぁ痛快です。本の中にもいろいろでてきますね・・・。
でも一方で、考えさせられることがありました。
たとえば、経営者として、社員が何か悪いことをしたら、その社員を採用したのは自分なのだから自分が悪いと思うべきだと僕は思っています。
社員の側に立てば、きっとそういう風に思える経営者しかやっぱり尊敬できないんじゃないかと思いますし、経営者は感謝の念をもって仲間に接してないと尊敬されないのだとも思います。
もちろんこれは自分のことを棚にあげています。僕も全然できていません。おそらくほとんどの経営者ができていないし、まだまだなのですが、そこが本当に大事だと思い、精進しようと思っている人と、そうでない人との間ではかなりの差があるとおもいます。
そして、その延長でもありますが、社員が何をしているか知らなかったから、自分は悪くないという論理。この論理は慎重にならなければならないと思います。
世の中には、社長は気が付いていて眼をつぶっていることがある。
例えば、売上をあげろー!と社長ははっぱをかける。すると社員の中にはそれを受けて、売上をあげるためにクオリティを落とそうとする間違った方法論をとる人もでてくるかもしれない。そのときに最終的にはそれがマイナスになると分かっているから、社長は「それじゃぁだめだ質は落とさないことが大前提、質をあげることが最終的にはプラスにつながるからそれも当然考えて、売上をあげろー!」というのが本来の役目です。
でも、売上が上がってたり、利益が出てたりすると、うすうす質が落ちてるかもしれない、何か悪いことをしてるのかもしれないとも思いつつも、社長は声を上げずに目をつぶってしまう。そういうことが世の中には往々にしてあるのではないでしょうか。
社長本人がどうだったのかは、社長本人にしかわかりません。ほんとうに寝耳に水なのか、うすうすなんとなく想像がついていたのか。でも、そもそも本人そのものの記憶だって過去のことは思いこんじゃうと事実とは異なるものになっちゃうこともありますからね・・・
だから、「うすうす気が付いてても目をつぶってしまうということが世の中には往々にしてある」ということを肝に銘じたうえで、「自分はそういう社長じゃないよ」と証明するために、社長は目を光らせて、数字と質の両方を見、最初から「目をつぶりたくなるようなこと」が起きないようにしておかなければならないのです。
自分の知らないところで、悪いことが実施されてました。ってのは、たとえ知らなかったとしても、許される論理じゃないような気がします。
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