春の上野で楽しむものといえば。桜、新緑、そしてクラシック音楽。2005年から毎年上野で開催されてきた音楽祭 「東京のオペラの森」が、今年から「東京・春・音楽祭 −東京のオペラの森−」としてリニューアルされ、3月12日(木)から4月16日(木)までの約1カ月間にわたって、東京文化会館を中心に上野の文化施設6会場を使って開催される。2009年1月23日、その記者会見が開かれた。
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「この音楽祭にふさわしい今活躍している優れたアーティストを呼ぶことができた」と語るアドバイザー、イオアン・ホレンダー氏(中央)。左は音楽祭実行委員長を務める鈴木幸一氏。鈴木氏は老舗プロバイダーIIJ社長でもある |
今回発表された音楽祭の内容は、昨年までとはずいぶん異なる。これまでは小澤征爾指揮によるオペラ公演を音楽祭の中心に据え、昨年のチャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」や、一昨年のワーグナー「タンホイザー」のように、ウィーン国立歌劇場やパリ・オペラ座などとの共同制作による新プロダクションをまず東京で上演するというものだったが、小澤征爾のプロジェクトおよびオペラの新制作についてはひと区切りがついたとされ、今年から内容は大きく刷新されている。
今年の注目公演はハイドンの「天地創造」(3/27、3/29)。演奏はレオポルト・ハーガー指揮NHK交響楽団、東京オペラシンガーズ、独唱にタチアナ・リスニック、セミール・ピルギュ、アイン・アンガー。音楽祭アドバイザーを務めるイオアン・ホレンダー氏(ウィーン国立歌劇場総監督でもある)は「日本では12月にベートーヴェンの第九がたくさん演奏されていたそうだが、この2009年は(没後200年を迎える)ハイドン・イヤー。ぜひ『天地創造』を名指揮者ハーガーと、優れたオーケストラであるNHK交響楽団による演奏で聴いてほしい」と語る。
このほか、バリトンのディートリヒ・ヘンシェルのリサイタル(4/9)、カウンターテナーのマックス・エマヌエル・ツェンチッチのリサイタル(4/10)など、約30公演が行われる。
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