つい2〜3年前までノートパソコンの解像度は、1024×768ドットのXGAが主流でした。最近では、これをワイド化したWXGAやWXGA+といった解像度の機種が増えてきました。WXGAは1280×768ドットだけでなく、1280×800ドットや16対9のHD比率に近い1366×768のものなども、WXGAに入れられてしまうこともあるようです。WXGA+は、1440×900ドットや1440×1050ドット程度のもので、WXGAよりも大きいという意味で「+」が付けられています。
本来、この呼び方は、特定の解像度を持つディスプレイインタフェースの名前(より正確には、ディスプレイコントローラの名称。VGAは、Video Graphics Arrayの略)でした。その後継としてXGA(eXtended Graphics Array)というディスプレイインタフェースが登場し、その解像度をXGAと呼ぶようになったのです。
そのうちVGAやXGAのバリエーションとしてS(Super)やU(Ultra)を付けたものがサードパーティ製品で解像度を表す単語として使われ始め、本来の意味を失って解像度を表す単語となってしまいました。
用語が混乱してきたのは、XGAの次に主力になる解像度が1つに決まらなかったからです。何もなければ、縦横比率は同じで、単純に解像度を上げたSuper XGAなんかに落ち着いた可能性はあります。実際には、各メーカーからいろいろな解像度の製品が出てきて、まとまらなかったのです。
また、HD(High Definition)と呼ばれる16対9の映像フォーマットが普及するだろうという予測や、Windows Vistaで取り込まれるサイドバーなどのために、縦長ではなく横長の画面が有利と感じられたのも理由の1つでしょう。
ノートパソコンのサイズの大部分は、液晶ディスプレイの大きさが決めてしまいます。これまでのVGA、XGAといった系列は、すべて4対3の比率でした。この比率を横長にすると、ノートパソコンの奥行きを狭めることが可能です。
また、ノートパソコンにはキーボードがあるので、横方向を縮めると、キーボードサイズに影響が出やすくなります。逆にキーボードは、一定以上小さくできないので、ディスプレイが小さいとき、キーボードの横幅がきょう体のサイズを決めるパラメータになります。
ちなみに、液晶などの表示デバイスのサイズは、対角線の長さで表現されます。10インチというサイズは、ディスプレイの対角線の長さが10インチ(25.4センチ)ということです。
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