「ダメだ、ダメだ」という内容のコラムになりそうで躊躇していたら、冷めたピザのような話題になってしまった※1。ダボス会議を主催する世界経済フォーラムのThe Global Information Technology Report(GITR)2007-2008のランキングが4月に発表された。ダボス会議は、今年の1月にわざわざ福田首相がスイスまで出かけて演説してきたあの会議だ。その会議を主催する世界経済フォーラムが下した日本のITランキングは19位というお粗末な数字だった※2。
前回の14位からまたまたの転落である。ここ5年間の順位は、12位、8位、16位、14位、19位で、ほとんど相変わらずな成績だが、世界最先端のIT国家を目指すと何年言い続けているのか忘れたが、今年はこれまでで最低のランキングだ。
比較評価は、もちろん客観的な指標を用いて、きちっと評価しなくてはならない。まあ、指標の選択にも、客観化にも限界はある。だから、あんまりにも低いランキングが続くと「あの報告書は指標が駄目なんだ」なんて言ってみたくなるし、既にそう言っている人がいるかもしれない。でも、国家元首までが出席する重要な会議を開催する権威ある組織が、世界の一流大学や研究機関といっしょに分析するレポートだからやっぱり無視するわけにはいかない。
それにしても、なぜ、子どもまでがケータイを持って、いつでも、どこでも、パチパチとメールをしている経済的に豊かな国が、低いランキングにとどまっているのだろうか。僕の家では、食事の時に僕が料理をこぼしたり、リビングで変な格好で居眠りをしていたりすると、娘がすかさず「カシャッ!」っとケータイで写真を撮って同級生の仲良しメンバーに一斉送信して笑っている。世界の女子高生ITランキングをつけたなら、間違いなく日本はトップになりそうなのだが…。
なぜ日本はいつもITランキングが低いのか? この順位を上げるには、何をどうすればよいのか?
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