個人ユーザーからの情報流出経路は、複数考えられる(図1)。冒頭で紹介したような、SNSやブログ経由の流出が一例だ。(「(1)国も会社もあなたも狙われる」)
オンラインストレージ経由の流出も後を絶たない。例えば、自分だけ、あるいは友人だけに公開していたつもりなのに、設定ミスなどにより、誰でも閲覧できる状態になっていたケースがある。
メールの誤送信も典型例の一つ。宛先アドレスを間違えると、全く関係のないユーザーに重要なメールを送ってしまう。
ウイルスに盗まれることもある。現在出回っているウイルスの多くには、パソコンに保存されている情報を流出させる機能が備わっている。
これらの中でも、最近特に多いのは、SNSやブログ経由の情報流出だ。
「個人を特定できるような情報は書き込まないので、自分は大丈夫」と安心しているSNSユーザーは少なくないはず。実際、名前や住所といった個人情報を、そのまま書き込んでいるユーザーはほとんどいない。
だが、油断はできない。一つひとつの書き込みでは個人を特定できなくても、それらを組み合わせることで、特定できる場合があるからだ(図2)。例えば、何気なく書き込んだ自宅周辺の情報を組み合わせれば、その住所を特定できることがある。
SNSやブログを複数利用しているユーザーは、特に注意する必要がある。それらを芋づる式に探すことで、個人を特定しやすくなるからだ。書き込んだ内容やユーザー名などから、それらが同一ユーザーのものだと分かれば、個人を特定するための材料が増える。実名を登録しているSNSがあれば、そのプロフィールから、名前や所属などを調べられる。
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