組織や企業、個人ユーザーからの情報流出が止まらない。2011年10月下旬には、機密情報を狙った標的型攻撃が相次いで明らかになっている。例えば、標的型攻撃によって、衆議院議員のパソコンがウイルスに感染。衆院のサーバーなどを利用するためのユーザーIDやパスワードが流出した恐れがある(図1)。
防衛関連企業の三菱重工業も狙われた。社員のパソコンやサーバーにウイルスが感染し、製品や技術に関する情報が流出した可能性がある。
一般企業からの情報流出も相次いでいる。最近の代表例は、2011年4月に発生した、ソニーからの情報流出(表1)。不正アクセスによって、同社のオンラインサービスから、ユーザーの個人情報が、延べ1億人分以上流出した。
該当のサービスが全面的に再開されたのは、停止から2カ月以上経過した7月4日。この間の機会損失は大きかっただろうが、それよりも大きかったのは、信用の失墜だろう。顧客の情報を流出させると、それまで築き上げた信用を、一気に崩壊させる恐れがある。
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