画面に触れて、指をずらせば、意のままに動かせる。そんなタッチパネルの操作がスマートフォンやタブレット端末の普及により当たり前のものとして浸透してきた。特徴は、画面に“触る”ことでじかに操作できるという分かりやすさ。実際、タッチパネルの機器を小さな子供に渡すと、特に操作方法を教えなくても、写真の切り替えや動画再生などの操作はすぐに覚えてしまう。誰でも簡単に使える証拠といえるだろう。
長らくキーボードとマウスが主体だったパソコンの操作も、今後はスマートフォンやタブレットの長所を取り入れることで変化していく。例えば、米アップルが2011年7月に発売したMac OS X Lionでは、Webブラウザーを表示しながら、タッチパッド上を指2本で左右に動かすと、あたかもページをめくるかのような感覚で、「戻る」「進む」の操作ができる(図1上)。同じように、指2本で上下に動かすと、表示しているWebページをスクロールできる。「iPhoneやiPadの楽しさや操作性を取り入れた」(アップル)とする。
指を3本にして左右に動かすとアプリケーションを全画面表示しているときに、別のアプリケーションに切り替えられる。指3本で上に動かすと、起動しているアプリ一覧を表示する機能もある(図1下)。
一方、マイクロソフトは次世代のOS「Windows 8」でタッチパネル風の操作性を取り入れる(図2)。同社は、これまでもタッチ操作の技術を培ってきた。2007年にはテーブル型の大型画面に写真などのコンテンツを多数表示して、自由に拡大・縮小・回転できる「Surface(サーフェス)」技術を発表している。最近では、「メトロ」デザインと呼ばれる新しいユーザーインタフェースを取り入れたスマートフォン向けOS「Windows Phone 7.5」の対応端末を2011年8月に国内で発売した。これらのタッチ技術は、Windows 8で集約する。画面にはアイコンや写真などが整然と並び、タッチ操作でスムーズに表示したいコンテンツを選べる。
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