ハイブリッドHDD(ハードディスク)を初めて搭載したパソコンは、NECが2007年5月に出荷した「VALUESTAR N(VN550/JG)」。それから約半年。ハイブリッドHDDはバルク品も店頭に並び始め、ようやく入手しやすくなりつつある。
ハイブリッドHDDとは、フラッシュメモリーを内蔵したHDDのこと。ハイブリッドHDDの外観は通常のHDDと何ら違いがないが(右写真)、フラッシュメモリーにより処理速度の向上が見込める。
ハイブリッドHDDの価格は、通常のHDDの1.5倍程度と割高。その価格差に見合う効果は得られるのか。そこで編集部で、ベンチマークテストを試みた。
実験はWindows VistaとOutlookの起動時間を測るというもの。起動と終了を繰り返すほど、ハイブリッドHDDの方が高速になる傾向が見られた(次ページのグラフ)。最もハイブリッドHDDの効果が現れた回ではいずれの場合も9秒短く、Windowsが約10%、Outlookが約30%高速化した。
その理由は、次のように考えられる。まずWindowsの起動が速くなったのは、VistaにハイブリッドHDDを効果的に活用する「ReadyDrive(レディドライブ)」という仕組みが組み込まれているためだ。Windowsは終了時に、起動に必要なファイル群を、HDDよりも高速なフラッシュメモリー上に配置する。フラッシュメモリーは電源を切ってもデータを保持するため、次回以降はフラッシュメモリーからデータを読み込んでWindowsが高速に起動する。
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