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2007年11月7日 page:1/3次へ

視覚限界400dpiの謎に迫る

服部 雅幸、仙田 明広、八木 玲子=日経パソコン

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出典:日経パソコン 2007年6月25日号(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 インクジェットプリンターの理論上の解像度(プリンタードライバーの自称解像度)は最低でも300〜400dpi。これは写真を30cm離して見た場合、人間の視覚限界は300〜400dpiという研究が基になっている。この問題は研究者の間で空間周波数と視覚特性の関係として論じられる。図Aのように濃淡が波状に変化する線グラデーションをどこまで識別できるかという議論だ。

 図Aを数メートル離れたところから眺めてほしい。右側のマス目ほど、すなわち波の密度が高いほど認識しづらいはずだ。一方、縦軸では同じ波の密度で山と谷のコントラスト(濃度差)を変えてある。上へ行くほど、すなわちコントラストが小さくなるほど認識しづらいはずだ。

拡大表示

 このような波の密度を空間周波数という。各社の研究によると、30cm離れたところから見た場合、1mmの幅に10の波があっても(10サイクル/mm)、人間の目では波を波だと識別できないという。1mm当たり8つの波(8サイクル/mm)なら認識可能だが、波の山と谷のコントラストが低いと認識力は落ちる。

 インクジェットプリンター開発者の間では、ある程度までコントラストを下げても波を波だと認識できるところを視覚限界とみなしている。8サイクル/mmから6サイクル/mmがこれに当たる。


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