誰だって、ネットワークトラブルは避けたいもの。原因を特定しづらいトラブルに巻き込まれ、出口の見えない“迷路”から抜け出せなくなることがあるからだ。結果、解決までに膨大な時間と労力を消費してしまう。
Windows Vistaの登場によって、今後ネットワークに関するトラブルは少し複雑化するかもしれない。機能、操作方法ともにWindows XPから大きく変わったことで、これまでに培ってきた「常識」や「ノウハウ」が通用しない可能性があるからだ。「ネットワークのことはよく分かっている」と自負する熟練者も侮ることはできない。
本特集では、VistaとXPを比較しながらWindowsのネットワーク機能を説明していく。トラブルに正しく立ち向かうには、新たに出現したOSの挙動や内部構造を知ることから始めるしかない。まっさらな心で、読み進めてほしい
3次元インタフェースや透けるインタフェースを導入し、使い勝手が高まったとの評判が高いWindows Vista。“あこがれ”の新環境を手に入れるべく、ついにVistaマシンを購入した。確かに、画面周りはWindows XPから大きく変わり、さまざまな工夫が凝らされている。慣れれば、楽しく便利に使えそうだ。
ところが、ネットワーク環境を整えようと、スタートメニューから「ネットワーク」を起動して、「あれっ?」と手が止まる。そこに広がっているのは、XPとは違う全くの“別世界”。戸惑うのは初心者だけではないだろう。ベテランでさえ、違和感を覚えるはずだ。
例えば、表示されたウインドウの上に何やら見かけぬ黄色の帯。「ネットワーク探索とファイル共有が無効になっています。……変更するにはクリックしてください」――「何だろう、これは」
黄色の帯をクリックして、「ネットワーク探索」「ファイル共有」を「有効」にすると、ようやく「ネットワーク」が稼働。ところが、今度はネットワーク上のパソコンが次々と表示される。「XPだと、ワークグループやドメインなどのグループ単位で表示されたのに……」とその変化にただ驚くばかり。
XPの「マイネットワーク」の左側にあった「タスクメニュー」が見当たらず、またもや困惑。XPで「マイネットワーク」からたどれた「無線LANのアクセスポイント一覧を見る」「ネットワーク接続のプロパティを見る」といった操作は一体どこから行うのか……。
四苦八苦して、コントロールパネル上で新設の「ネットワークと共有センター」というアイコンを発見。いろいろ調べながら試したところ、どうやらVistaではネットワークを管理するための中枢機能が、この「ネットワークと共有センター」に移ったようだ。「ネットワーク」画面になかった「タスク」メニューもここにある。
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