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2007年5月8日 page:1/2次へ

第22回 声で日記を書いてみる

深川 岳志=テクニカルライター

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(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 私はパソコンへデータを入力する方法に興味があるので、かなり早い時期からニュアンスコミュニケーションズの「ViaVoice」などの音声入力ソフトを試してきた。けっこうな出費だったが、まさかOSに音声認識機能が搭載される日が来るとは思わなかった。

 今回は、Vistaの音声認識を使って「ディクテーション」を試してみる。ディクテーションとは、音声を聞き取って文字にする作業のことだ。

 具体的には、パソコンの前で一人でぶつぶつと喋る行為であり、ちょっと恥ずかしい。しかも、ただ喋っているだけならいいが、文章をつづる間に「改行!」とか「○○を修正!」「イチ、オッケー」「ドキュメントの最後に移動」などと叫び続けなければならない。試してみれば分かるが、けっこう汗だくとなる作業なのだ。

 では、実際の様子をレポートしよう。

  • まず、「メモ帳を起動」と言って、メモ帳を立ち上げる。
  • 次に声を出して、メモ帳に文章を打ち込んでいく。

 と、文字で書いてしまうと、たったの2行で終わる作業なのだが、じつはメモ帳に文字を入力するまでが大変だった。いくら叫ぼうとわめこうと、音声認識のマイクボタンは無情にも「何ですか?」と聞き返してくるのである。

 Windows XPからVistaにアップグレードした自作パソコンでは、最初、ヘッドセットがうまく認識されなかった。そこで、クリエイティブメディアのサウンドボードを増設したら、ようやくヘッドセットが認識できたのだった。

 これでうまくいくと思いきや、やはり音声認識が行えない。「はっ!」と思い付いて、IMEをATOK 2007からMS-IMEに変更したとたん、音声認識がリアルタイムにできるようになった。

図1 音声でメモ帳を起動し、音声をテキスト化したところ

 音声が認識されてしまえば、音声からテキストへの変換はさほど難しくない。「声を発して、それをテキストにする」という部分に関しては機械的に行われる。ユーザーはふだん通りマイクを通じて喋るだけでいい。音声認識率はかなりよいと感じた。ただ、パソコンがユーザーの声をうまく聞き取れるかどうかは、サウンドカードのVista対応やヘッドセット(マイクよりも音声認識に向く)の性能の影響が大きい。環境によっては不満に思うかもしれない。

 手間がかかるのは、音声入力自体よりも、入力した文章の修正や削除である。キーボードから文字を入力するように、「変換」キーを押して、同音異義語の候補を選べない。音声をかな漢字交じり文へ変換する作業はすべてIME任せとなる。

 もし間違った候補が出た場合、あるいは自分の言った単語を別の単語に変えたい場合は修正する。修正も音声で指示できる。


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