唐突だが、私はメールソフトのユーザーを3種類に分類している。まずは、あるものを使う派。具体的には従来のOSに付属している「Outlook Express」ユーザーであり、現在の主流派だ。続いて、お金は出さないが、こだわりはある派。このカテゴリーの人々は「Thunderbird」などのフリーソフトを使う。最後は、メールを快適に利用するためなら出費も厭わない派。「Becky! Internet Mail」や「Shuriken」「Eudora Pro」などを使っているのはこのタイプだ。
3番目のタイプである私は「Outlook Express」を毛嫌いしていた。理由は単純で「迷惑メールを自動処理してくれないんだもーん」である。細かくいえばほかにもいろいろあるが、絶対に妥協できない欠落は迷惑メール機能であった。
必要なメールが1日5通程度だとすれば、迷惑メールは軽く100通は届く。時間帯もおかまいなし。こんなものにいちいち対峙していたら、仕事をする時間がなくなってしまう。迷惑メールに対して「迷惑なんだよ!」というのは、しごく無意味だが、それでも言いたくなってしまうくらい腹立たしい。
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| 図1 ものすごい勢いで届く迷惑メールに対して無力な「Outlook Express」。ユーザーが工夫してメッセージルールを作るくらいしか対策はない。オンラインソフトのスパムメール対策ソフトと組み合わせることは可能 |
そんなわけで、Vista環境でも有償メールソフトを使い続ける気でいたのだが、「Outlook Express」に代わる新しい付属メールソフト「Windowsメール」を起動して驚いた。
迷惑メール機能、ついてるじゃん!
なんてことだ。これさえあれば、私も「あるものを使う派」に鞍替えして、気楽なメール生活を送れるかもしれない。
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| 図2 Vistaに標準で付属するメールソフト「Windowsメール」。初期設定フォルダーの中に「迷惑メール」フォルダーがデフォルトで設置されている。迷惑メールを自動振り分けしてもらうことも可能だが、手動で迷惑メールとして登録することも可能だ。登録方法は、迷惑メールと判定したメッセージを右クリックして、「迷惑メール(J)」→「差出人を[受信拒否リスト]に追加(B)」と選ぶだけ |
さっそく迷惑メールのオプションを開いてみた。処理レベルには、「自動処理なし」「低」「高」「セーフリストのみ」という4つの選択肢があった。
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| 図3 「ツール」メニューから「迷惑メールオプション」を開く。「自動処理なし」「低」「高」「セーフリストのみ」という4つのレベルで、迷惑メールを「迷惑メール」フォルダーに振り分けることができる。フォルダーに振り分けず、直接削除する設定も可能 |
私はまず第1の作戦を開始した。迷惑メールの処理レベルはとりあえず「低」を選択。基本的に迷惑メールは、手動で[受信拒否リスト]に追加して対処することにした。だがこれは、際限のない消耗戦だった。
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