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2007年1月30日

第9回 様変わりしたフォルダー画面(前編)

深川 岳志=テクニカルライター

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「あとで読む」機能の使い方
(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 前回、もうフォルダーによるファイル整理は必要ないのではないかと言ったその舌の根が乾かぬうちに言うのであるが、Vistaのフォルダー画面は便利だ(図1)。

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図1 これがVistaのフォルダー画面である。端の部分が半透明になっているのはAeroの機能だ。見た目も変わったが、各パーツの名前も変わったので、そこから覚えていこう

 使ってみると、その使いやすさにびっくりする。普段メインマシンとして使っているWindows XPでフォルダーを開くと、思わず「チェッ」と舌打ちしてしまうほどだ。

 フォルダーに関する便利になったと思える点を数えたら10個あった。全部一気に書くと長くなりそうなので、今回は前編として5つ挙げよう。

【其の一】検索ボックスがついた
 これは以前に述べた通りである(「第7回 写真も楽に検索できる?」を参照)。開いているフォルダーより下層のファイルを対象にして全文検索ができる。

【其の二】アドレスバーの表示形式
 「アドレスバー」の表示形式が変更された。従来なら「C:\Documents and Settings\ユーザー名\My Documents\マイピクチャ\携帯画像」(図2)と表示していたところを「→ユーザー名→ピクチャ→携帯画像」(図3)といったわかりやすい表記となった。

 また、アドレスバーの各フォルダーの名前をクリックすると、上位のフォルダに移動できるため、これまであった「標準のボタン」の「上へ」は廃止された。

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図2 Windows XPのアドレスバー。すっかり慣れてしまっているが、改めて見ると図3のVistaのアドレスバーの方が分かりやすい

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図3 Vistaのアドレスバー。Vistaのアドレスバーをクリックしてフォルダー間を移動できる点が新しい

【其の三】エクスプローラーバーがナビゲーションペインになった
 ウインドウの左側の領域はこれまで「操作」と「ショートカット」と「詳細」を担当するエクスプローラーバーだった。また、このバーは、ユーザーの設定によって「検索」「履歴」「お気に入り」などの機能に切り替えることもできた。

 多機能ではあったが、実際のところ、これだけの機能を切り替えて使っていた人は少なかったのではないか。

 Vistaでは名前も「ナビゲーションペイン」と変化し、その役割もフォルダー間の移動に明確化した。(図4)

 上部には「お気に入りのリンク」があり、これはよく使うフォルダーへのショートカットとなっている(図5)。中身は、ユーザーフォルダの中にある「リンク」フォルダーと同じである。つまり、ユーザーが自由にカスタマイズできるということだ。

 その下には「フォルダ」がある。これはデスクトップを先頭にして、フォルダをツリー状に表示したもので、縦方向、横方向への移動が簡単になる。

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図4 ウインドウの左にあるのが「ナビゲーションペイン」。上段の「お気に入りリンク」と下段の「フォルダ」の2つの部分からなる。「フォルダ」をマウスでドラッグすると、広げたり狭めたりできる。また、「フォルダ」の右横の「▽」をクリックすると、「フォルダ」は最小化する

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図5 「ユーザー」フォルダーの中にある「リンク」フォルダーにあるのはよく使うフォルダーへのショートカットだ。標準では、「ミュージック」「最近の変更」「ドキュメント」「ピクチャ」「検索」が用意されている。自分がよく使うフォルダーへのショートカットも追加して利用するといい

【其の四】プレビューペインの新設
 画面の右側には、ファイルの中身を参照できる「プレビューペイン」がある(図6)。Vistaでは画像のプレビューだけでなく、テキストファイルのプレビューなども行える。

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図6 写真などのグラフィックだけでなく、さまざまな種類のファイルの中身をプレビューすることができる

【其の五】詳細ペインの新設
 画面下には「詳細ペイン」を表示できる(図7)。
 これはエクスプローラーバーの「詳細」に当たる機能だ。たとえば、写真ファイルを選択すると、その写真の「サムネイル」「ファイル名」「形式」「大きさ」「サイズ」「更新日時」などの詳細情報を表示する。

 しかし、「詳細」はふだんは閉じているので、いちいちスクロールしなければならず、「えいっ、面倒だ」と思っていたのである。

 この機能が独立して、ずいぶん気分よく使えるようになった。また、Vistaの「詳細ペイン」では、前記の項目に加え、「評価」「タグ」といった項目が増え、その場で「評価」や「タグ」を保存できる仕組みも追加されている。

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図7 ウインドウの下部に表示される詳細ペイン。WindowsXPの詳細と異なるのは単に情報を表示するだけでなく、タグや評価といった新しい情報をその場で付加する機能を備えていることだ

 次回に続く。

著者プロフィール

【深川岳志(ふかがわ たけし)】
1960年、兵庫県生まれ。学生時代はSF大会の運営にうつつを抜かし、卒業してから茫然とした。上京して、「最新ワープロ大百科」を編集していた(株)プロファイルに入社。日本語ワープロの取材を重ねるが、時代は変化してパソコンが主流となる。フリーランスになって、ビレッジセンター出版局から「プログラマの秘密」「プログラマの憂鬱」などのインタビュー集を出版。「日経クリック」誌にNIFTY Serveに関する連載を持ち、以後、パソコン誌を中心に寄稿を続けている。得意技は「失敗談」。私が触るとたいていのパソコンが壊れたり、不可思議な現象を見せる。ちなみに現在は、と書き出すとなかなか話が終わらないので、私の悲惨な現状はコラムや誌面でお読みください。
趣味は読書とか観劇とかテレビドラマとか、エンターテインメント一般ですが、毒性の強いものが好き。いま放映中の番組では「リトルブリテン」(英国BBCのコメディ)が抜群です。
ここ数年で一番善行だと思ったのは、リビングを床暖房にしたこと。猫の寿命が数年延びた気がします。


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