2006年6月22日
日経パソコン
2004年秋以降に登場した一部のHDDレコーダーでは、DVD-Rディスクを使ったDVD-VRモードでの録画に対応しています。
新しく録画モードが追加されたのは、2004年4月から地上デジタル放送とBSデジタル放送が、HDDやDVDなどに1回だけ録画できる「コピーワンス」に対応したためです。
DVDに録画する映像方式にはDVD-VideoモードとDVD-VR(Video Recording)モードの2つがあります。このうちDVD-Videoモードは、業務向けとして策定されたもので、映画などを記録することを本来の目的としています。
DVD-Videoモードで通常のテレビ番組を録画することも可能ですが、いくつかの制限があります。地上デジタル放送やBSデジタル放送で実施されているコピーワンスの番組は録画できなかったり、二カ国語放送も片方の言語しか記録できません。さらにDVD-Videoでサポートされている編集機能はそれほど豊富ではないため、ビデオテープのように編集するのは難しい面があります。
一方、家庭で録画することを念頭に決められたのがDVD-VRモードです。DVD-VRでは、放送を記録用メディアに録画する目的で規格化されたため、フレーム単位でコマを指定しての編集が可能です。
記録用ディスク向けの著作権保護技術(CPRM)にも対応しているので、これに対応したディスクを使えば、コピーワンスの番組も記録することができます。
地上デジタル放送やBSデジタル放送がコピーワンス化された当初は、DVD-VRに対応したディスクには書き換え型のDVD-RAMとDVD-RWしか存在しませんでした。これらの番組は一度しか録画できないにもかかわらず、比較的価格が高いDVDRAMやDVD-RWディスクを使う必要がありました。書き換え型よりも安価なDVD-RのDVD-VRモードへの対応は、コピーワンス番組を録画するユーザーのコスト負担を減らすメリットがあるのです。
ただし、DVD-VRモードでの録画にはデメリットもあります。DVD-VRモードで録画したコンテンツは、ほかの機種で再生しようとしても、まずうまくはいかないでしょう。
DVD-VRモードに対する機器のサポートが遅れたのがその理由です。録画したコンテンツをほかの機器で頻繁に再生するのであれば、DVD-Rを使ったDVD-VRモードでの録画はお勧めできません。
一方、現行のDVDプレーヤーなどでは、DVD-RディスクにDVD-Videoモードで録画したコンテンツに対しては、再生の互換性に関してはほとんど問題ありません。
なお、DVD-RのVRモードで録画するためには、使用前に一度VRモードでフォーマットする必要があります。
| 【VRモード録画のメリット】 |
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| 【VR録画に対応した各種DVDディスク】 |
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