2006年3月29日
日経パソコン
お使いになっているディスプレイの種類は何でしょうか。「トリニトロン管」や「ダイヤモンドトロン管」のような“アパーチャグリル”方式のCRTディスプレイだと、画面上を横切るように薄い黒い線が1本、または2本見えることがあります。この線は「ダンパー線」と呼ばれるもので、それが薄く見えること自体は故障ではありません。
アパーチャグリルとは、0.1mm程度の細い金属をすだれ状につないだもので、ブラウン管内部に縦に伸びるスリットを形成します。菅面の蛍光体に正確に電子ビームが当たるよう、マスクの役割をしているのです。
しかし、アパーチャグリルは細い金属のため電子ビームの熱に弱く、振動が起こりやすくなります。この振動を防止するのがダンパー線です。ダンパー線は0.1mm以下の細い合金で、アパーチャグリルに対して垂直に張られます。そのために画面上を横切る形でうっすら見えるのです。
残念ながらダンパー線を完全に消す方法はありません。画面の色が白に近い時ほど線がはっきりと見える傾向があるので、壁紙などは濃い色に設定するとよいでしょう。
一方、液晶やシャドウマスク方式のCRTディスプレイには、このような横線は現れません。もし、これらのディスプレイではっきりした横線が表示されるようなら、ディスプレイかビデオカードの故障が考えられます。メーカーに相談しましょう。
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