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2006年3月27日

第三章 メールで「感染してますよ」

市川幸弘、田村 奈央=日経パソコン

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(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 「あなたからウイルス付きのメールが送られてきました。ウイルスに感染しているはずなので、すぐに対処してください」。

 こんなメールを受け取ったらどう思うだろうか。完璧くんなら「まさか」と思うだろう。だが安心していい。未知のウイルスでもない限り、完璧くんがウイルスメールを送信することはない。

その差出人はウソ!

 メールを悪用する最近のウイルスは、差出人を詐称するものが大半だ。この手のウイルス(マスメール型という)は、感染したパソコン内にあるメールアドレスを調べ挙げ、それらあてに自分自身を添付してメールする。その際に差出人を、調べ挙げたアドレスのどれかにしておくのだ。従って、あなたのメールアドレスが入っただれかのパソコンがこの手のウイルスに感染した場合、差出人があなたになったウイルスメールが送信される可能性がある。こうした仕組みを知らないユーザーにそんなメールが届くと(下図12、13)、誤解して冒頭のような“感染してますよメール”を送ってくるわけだ。

【差出人を詐称するタイプに要注意】
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 本記事の読者なら、ここは大人の対応をしようではないか。完璧くんでも念のため、ウイルス対策ソフトやWindows Updateの更新状態を確認したうえで、対策ソフトでウイルスチェックを行っておく。そのうえで、下図14のような文面で誤解した人に返信してはどうだろうか。ポイントは、検査してもウイルスが見つからなかったことと、メールの詐称が横行していることを丁寧に伝えることだ。パソコン教室の先生になったつもりで文面を考えよう。

【怒らず丁寧に教えてあげよう】
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 なお、“感染してますよメール”には企業やプロバイダーのサーバーから自動送信されたものもあるが、その場合は無視すればよい。

 逆に、あなたがウイルス付きメールを受け取った場合は基本的に無視。本当の差出人を調べるすべはないからだ。だが少なくとも、感染者はあなたのメールアドレスを持つ人に間違いない。それが仲間うちなどごく少数なら、冒頭のようなぶっきらぼうなメールではなく丁寧な文章で注意を喚起してもよいだろう。


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