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2006年3月22日 page:1/4次へ

第一章 ウイルス踏んだ

市川 幸弘、田村 奈央=日経パソコン

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(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 まずはあなたのパソコンが実際にコンピューターウイルスに遭遇したケースから始めよう。パソコンで作業中、下図1のような画面が突然現れたことはないだろうか。これは、ウイルス付きメールを受信したときに「ウイルス対策ソフト」によって表示されたメッセージの一例。「ウイルスを見つけました」なんて恐ろしい文言があるので、初めて見る人は驚くだろう。

【踏んでも感染前に退治してくれる】
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いでよ“安心のあかし”

 でもご安心を。実は、あなたのパソコンでこんなメッセージが表示されたら、それは“安心のあかし”なのである。メッセージをよく読むと「見つかったため削除しました」とある。これはウイルスの侵入を水際で阻止したということ。メールソフトがウイルス付きメールを受信・保存しようとしたが、ウイルス対策ソフトが水際でそれを阻止し、ウイルス本体(多くの場合は添付ファイル)を削除したという意味である。

 従って、あなたが行うべき事後処理は何もない。「閉じる」ボタンで上図1のウインドウを閉じ、後は何事もなかったかのように仕事を続ければいい。もし、遭遇したウイルスについて興味があれば、上図1の「〜詳細情報を表示」をクリックすれば当該ウイルスの詳細情報が表示される。

 さて、「何だ。ウイルス対策なんて簡単じゃないか」と思ったあなた。ここに大きな落とし穴がある。以上のように順風満帆なパソコンライフを送るには、“ウイルスを水際で防ぐ対策”を万全に施しているのが大前提だ。そうしたユーザーを本特集では「完璧(ぺき)くん」と呼ぶことにする(下図2)。

【あなたは「完璧くん」、それとも「ダメダメくん」】
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常駐嫌いのダメダメくん

 現実には、図1のような“安心メッセージ”が表示されないユーザーが少なくない。これを「幸運にもウイルスに遭遇しなかったから」と解釈するのは早計だ。水際対策に重大な落ち度があると“安心メッセージ”は表示されない。ウイルスに遭遇したのに対策ソフトがそれを発見できず、何の警告も出ずにウイルスの侵入を許してしまった可能性がある。

 そうしたユーザーに共通するのは、ウイルス対策ソフトの「常駐機能」を正しく使っていないということ。常駐機能とはいわばウイルスの常時監視機能だ。対策ソフトが常時稼動してメールソフトやファイル操作などを監視し、操作中のファイルにウイルスが含まれていないかを調べる。ウイルス対策ソフトがパソコンに入っていても、この機能がオフだと“安心メッセージ”は出ない。


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