中国の調査会社である易観国際(Analysys International)が行った調査によると、2006年の中国のインスタントメッセンジャー(以下IM)利用者数は前年比30%増の1億1872万人に達したことが明らかになった。中国国内で取得されているIM用アカウントの総数は8億5500万個。うち、全く利用されていないものを除いたアクティブアカウント数は3億900万個。
2007年1月23日にCNNIC(中国ネットワークインフォメーションセンター)が発表した最新インターネット利用報告書となる「第19次中国互換網発展状況統計報告」では、2006年のインターネット利用者が1億3700万人と発表されている。この数字と先のIM利用者数を照らし合わせると、中国のインターネット利用者の86%がIMを利用していることになる。易観国際も「既にIM市場は飽和しており、今後は緩やかな利用者の増加となるだろう」と予測している。
IMサービス事業者別のアクティブアカウント数は、中国で事業展開するQQが最多の2億4000万個。他事業者を圧倒的に引き離している。以下、新浪UC(2701万個)、MSN Messenger(1321万個)、Skype(425万個)、網易泡泡(419万個)、淘宝旺旺(367万個)となった。
QQを運営する騰訊(tencent)はIMを主なサービスとしている企業で、IMのアカウントで同社のブログ、アバター、オンラインゲームのサービスを利用させるビジネスモデルを持つ。中国人好みのデザインと多彩な付帯サービスで不動の人気を得ている。統計からすると、中国のIM利用者は平均して2つ以上のQQのアカウントを所持していることになる。ただその利用者の多さゆえに、QQを利用した詐欺や、QQを対象としたコンピュータウイルスの被害報告は絶えない。
新浪UCと網易泡泡はそれぞれ中国を代表するポータルサイトの新浪(SINA)、網易(NetEase)の提供するIM。淘宝旺旺はオンラインショッピングサイトの淘宝網(taobao.com)の売り手と買い手が商談するときのためのIMだ。

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