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インタビュー

東芝 執行役上席常務 PC&ネットワーク社カンパニー社長 下光秀二郎氏

2007年7月6日 page:1/3次へ

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PC&ネットワーク社社長の下光秀二郎氏
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dynabookSS RX1/T7A。本体の厚さは25.5mm、最薄部では19.5mm
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 モバイルノートとして世界一の薄さ、軽さを実現し、10時間を超えるバッテリー駆動が可能――。東芝が6月に発表した「dynabook SS RX1」は同社の技術を集約したフラッグシップモデルだ。横ばいが続くモバイル用途の市場に新風を吹き込むことができるのか。下光秀二郎東芝PC&ネットワーク社カンパニー社長に聞いた。

■2007年夏商戦に向けて、パソコンメーカー各社は、重さ1kg前後、バッテリー駆動が5〜10時間近く駆動できるモバイルノートを投入してきた。そのなかでRX1の訴求点は

 他社と差異化するための3つのポイントとして我々は「品質」「AV系の充実」「シン・アンド・ライト(thin and light;薄さと軽さ)」を掲げている。そのうちの特にシン・アンド・ライトは東芝の原点。

 RX1は東芝のノートパソコンの原点に返ったものだ。今までさまざまな制約からある種の妥協を余儀なくされてきた点を、技術の力で乗り切ってみようと取り組んだ。東芝の技術者が本当に出したいと思うものを作れとハッパをかけて開発してきた。

 キーワードはトゥルー・モビリティー(true mobility)。ただ小さければいいというものではなくて、仕事にもプライベートにも使いやすい大きさで、十分なバッテリー駆動が可能なものを目指した。その結果、光学式ドライブを搭載し、12.1型液晶を搭載しているにもかかわらず重さでは1kgを切り、最薄部で19.5mmという2つの世界一を実現させている。

 一言でいうと、軽くて強い、小さくて使い勝手がよいという二律背反を両立させたと思う。では、軽くてなぜ強いのか。マグネシウム合金の採用に加えて、リブ(本体の剛性を高めるための柱構造)の立て方に工夫を加えるなど、強くするための製造技術の開発があったからだ。

■開発にあたって重視した点は

 世界一を最初から目標に掲げたプロジェクトだった。大きさは小さいが本当の意味で東芝の技術を結集したフラッグシップモデルにしたいと考えてきた。通常の開発では予算上の制約も大きいがRX1については、技術者がやりたいと思うことをかなり自由にできたはずだ。

 今、各社とも、デザインをはじめとして、いろいろなことで自社製品のブランド価値を上げようとしている。もちろん我々もデザインは重要だと思うが、まずは機能で勝負して勝てる商品を作り、それを軸にブランド価値をさらに上げていきたいと考えた。

 東芝のコーポレートロゴはリーディング・イノベーション。では、パソコンでリーディング・イノベーションを具現化する商品って何なんだろうと考えた結果でもある。製品を作る以上、販売上の狙いがないということはないが、どちらかというと自分たち自身が元気になるような製品を作って、もう一度、市場に対して、こんないいものがある、東芝のノートブックの魅力を再度、打ち出したいということだ。

[世界市場で米HPやデルとどう競うのか:next]

記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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